飼い方・躾け方
※ 出 産 情 報

2014/6/21 我家のシェルティー ルビーちゃん 出産しました
オス3頭 メス1頭 写真は後日掲載します
日本におけるペットの地位は低いですよね。
 欧米諸国では店舗など殆どの施設へのペットの入場が許されている反面、日本ではそのような施設を探す方が難しい。
 日本人の大半が欧米諸国の人々と比較して神経質である為、動物(と言うよりもその毛や排泄物)を毛嫌いするのも一因でありましょう。

 犬はただ単に可愛いだけでなく知的水準の高い動物です。
 きちんと躾け(しつけ)れば貴方が考える以上の事をやってのけます。
 人様に迷惑をかけないような躾け(しつけ)も十分可能です。
 厳格に躾け(しつけ)ることがペットの行動範囲を広くし、結果ペットの幸せにもなるのです。
※ 迎え入れる前に
※ 準備するモノ
※ 家族として迎え入れたら
※ 躾け(しつけ)・訓練の基本
※ 最初に始める躾け(しつけ)
※ 色々な訓練・躾け(しつけ)の方法
※ 老犬に対して気を付けるべき点
※ 犬のしぐさと理由


※ 迎え入れる前に…
   ペットショップでは約15〜25%の子犬が死亡しています。
 大きな原因として、一番可愛い時期に求めようとする購入者と、そのニーズに応えようと理想より早い時期に子犬を引き取って販売する業者やショップ。
 結果、未成熟な子犬が目まぐるしい環境の変化に対応出来ない為です。
 特に神経質な子犬ほど精神的なストレスから身体が弱ってきて免疫力が低下し、伝染性のウィルス等に感染して徐々に弱って死に至る、そんな例が多いようです。
 犬種により異なりますが、理想的な離乳による身体の充実と言う観点から、小型犬なら生後50日、中型犬で45日、大型犬で45日以降が望ましい
 ただ、理想は生後45日以降と言うのがブリーダー達の共通した意見で、理由は他の兄妹達との共同生活から社会性を身に付ける事からですが。    法令により8週齢以降
 他の兄弟達と早々に離される現状では犬社会での勉強(他犬との付き合い、人への接し方)の意味が無く、法による規制が無い限りは現実的とは言えないのです。

※ 準備するモノ
 室内犬
   エサ、ハウス(ケージ)、サークル、エサ・水入れ、トイレ、ペットヒーター(寒い時期)
 ケージやトイレは最初は段ボール箱などで作っても良いでしょう。
 トイレは段ボール箱に入り口を設け、内側をビニールで覆ったものや、市販されているトイレにペットシーツを敷きます。
 屋外犬
   エサ、ハウス(ケージ)、サークル、エサ・水入れ
 共通事項
  ゲージ等は成犬時のサイズを見越して準備するのが経済的です。

※ 家族として迎え入れたら…
   母・兄弟犬から離され、初めて経験する輸送に耐え、疲労と淋しさが重なり、環境の変化は子犬にとって大きなストレスで、迎え入れてから1週間くらいは,決して万全な体調ではないと心得る事。
 その為、何よりも充分な休養と安心できる寝床を与えてあげる。
 連れ帰る際には段ボールやケージに入れ車でしたら安定するように工夫して下さい。

 子犬は体温調整が上手くできない。
 昼夜の温度差が健康状態に大きく影響するので、保温は充分に。

 最初の2日間くらいは遊ばせない。
 でも子供は我慢できないでしょうから、子犬が起きている時に時々ケージから出して自由にさせておく。
 人間から触ったりだっこする事は最低限にとどめる。
 時々優しく声をかけたりする程度が理想。
 寝ている時は決して起こさない。
 寝る子は良く育つ。
 エサ
   最初は出来るだけ今までと同じものを与え、市販されているフードを選ぶ場合は”幼犬用”と表示された物を選ぶ。
 1日に与える回数は生後120日頃まで4〜6回、生後1年位まで3〜4回、それ以降は1〜2回。
 最初は消化しやすいよう、ドライフードを熱湯でふやかし、体温位の温度の頃に与えるのが無難。
 食欲旺盛で、「物足りないよ」と言う顔をしていても無視しましょう。
 ウンチ(気持ち柔らかめが理想)の状態と相談しながら食事の量を決める。
 多すぎるよりは少ない方が無難です(胃腸に大きな負担をかけないので)。

 缶詰類や脂肪分の多い肉類は例え喜んで食べたとしても、子犬の時は消化能力が追いつかない事があるので要注意。
 「喜んで食べるフードが良いフード」とは限らない。
 牛乳は消化不良を起こす事もあり、与えない方が無難です。
 市販の犬用粉ミルクを与える事。
 その他、刺激物・香辛料、塩分、緑黄色野菜、鶏、魚の骨、玉ねぎ、ネギ類は与えない。

 食事は一度に食べきれる量を用意し、食べ終わったら(又は一定時間後に)片づける。
 常に食事を置いておくことは、躾け(しつけ)の面で問題が残る。
 水
   常に清潔な状態の水を飲める状態にしておく。
 犬舎の準備
   何よりも子犬を家族と馴れさせる事が重要。
 室内で飼育される場合は、段ボール箱や脱衣かご等に布を敷いてやり、飼い主の身近に置いてゆっくり休ませる。
 最終的に屋外で飼育する場合でも、1週間くらいは玄関など、目の届くところで過ごさせる。
 夜鳴き
   環境の変わった夜、子犬は淋しそうに鳴くかもしれません。
 親や兄弟から放された子犬にとって無理はないのだが、可哀想だから一緒に寝るは、教育上問題がある。
 通常は無視していれば3日程度で治まりますが、夜鳴きがが気になるので有れば、子犬の目に届く範囲で寝て安心感を与えるのも一つの手段です。
 子犬が鳴くのは4つの理由が考えられる。
   1・空腹
   2・寒い
   3・排便
   4・淋しい
 その他の注意点
   室内犬の躾け(しつけ)の基本はトイレから。
 環境になれるまで決して強く叱らない事
 人間の赤ちゃんと一緒で、落ちているモノはすぐ口に入れたがるので注意!
 電気コードを噛んで感電して顔が変形や死亡例もあるので特に注意!
※ワクチン(6種、8種どちらでも同じ)は生後45日頃に1回、後は3週間毎に2回目の接種しておけば安心です。

※ 躾け(しつけ)・訓練の基本
   犬の社会化は離乳の頃から始まる。
 母犬による支配的行動から学ぶ生得的行動である「服従のポーズ」、兄弟との生活の中で学ぶ「力関係による上下社会」。
 子犬を家族として迎え入れてからも、そこで学んだ事を正しい躾け(しつけ)によって存続させる必要が有る。
 キーワードは「服従の気持ちを忘れさせない事」、「家族全員が犬の支配者である事」
 子犬を家族として迎え入れた時点では体力的にも未熟で、食事をもらいながら人間に頼り切って生きています。
 この時期に明確な態度及び行動で、人間との確固たる上下関係を築きます。
 暴力,恐怖心を抱かせることなく、あくまでも穏やかに、そして厳格に。
 生後45日から90日頃は知的水準や学習能力が最大限に発揮され、躾け(しつけ)における重要な時期です。
 但し、この間は重要且つ必要最低限の躾け(しつけ)のみ(トイレ、待て)にし、ワンランク上の躾け(しつけ)は生後90日頃からスタートします。

 家族が犬の意志に関係なく触ったり抱き上げたりするなどの行為は、犬に対する支配的な行動を意味します。
 逆に犬が膝に飛びついてくるのは、人間に対する支配的行動もしくは同等と見なしている傾向が多分にあります。
 又、主従関係がはっきりしていれば、支配者(人間)の食べている物を横取りしようとはしないはずです。
 時には犬の行動を制限する事も躾け(しつけ)の上で有効な手段です。
 例えば膝の上に登ろうとした時には拒否したり、布団に座っていたら犬をどかして座ったりなど。
 犬は自分の行動が認められた事を、支配者(又は同等)として認められたものと勘違いします。
 特に飼育初心者、又はダメと言えない性格で有れば、犬が勘違いしない様に細心の注意を払うべきです。

 家族全てが犬の支配者である為、仮に子供が犬に対して問題のある行為をしても、その場では決して叱らない(は注意しない)事です。
 犬の見えないところ、又は後で叱りましょう。
 犬は、その子供より優位にあるものと勘違いします。

 何よりも大切な事は信頼関係です。
 私は愛犬のかじっている物を取り上げる事があります。
 プラスチックなど変な物を食べてしまう事があるからです。
 その時はさすがになかなか離そうとしませんが、「ダメ!」と数回命令すると、仕方なさそうに口を開きます。
 それが判ればすぐ「ヨシ」と言って返しますが、信頼関係がなければ噛まれるかもしれません。
 又、一度与えた食べ物は、必要がない限り決して取り上げないのが基本です。
 仮に私がすぐ返さなければ、不信感を抱いた事でしょう。
 つまり、ここで述べたいのは、犬の行動を意識的に制限する事も必要ですが、犬の気持ちに立って物事を考えてあげる事も必要です。
 両方のバランスが最良であった時に、理想的な信頼関係が生まれます。
 力だけに頼った上下関係では、貴方も犬も幸福であるとは言えません。

 犬はヒト以上に勘の良い動物です。
 接する時は常にアイコンタクト(犬の目を見る)が基本です。
 信頼関係もそこから始まり、犬は貴方の目を見て貴方の意志を察する事が出来る筈です。
 つまり以心伝心です。
 信頼関係が更に発展すると、犬は特に教えてもいない言葉を理解して行動したり、貴方の考えを察っして行動をするなどの行為がみられます。
 人間の常識の範囲内では説明できない行動を起こす事もあります。

 強制でなく、犬が楽しんでやるようにリードしてあげると、比較的早くマスターします。

 躾け(しつけ)・訓練は毎日(短時間で結構です)続けること。
 毎日の積み重ねが大切です。

 命じた以上は必ず実行させること。
 犬が絶対失敗しないで出来る範囲の事から教えて自信を付けさせてあげる。

 出来なくても諦めず、出来るようになるまで教えること。

 下手でも出来たならすぐその場で心から喜んであげること。

 してならないことをした時は,その時その場で叱ること。
 犬が理解できない状況下では決して叱らないこと。

※ 最初に始める躾け(しつけ)
   好ましい生活習慣を付けさせるための躾け(しつけ)に「早過ぎる」事はありません。
 但し、最初は軽く叱る程度。
 信頼関係が出来ていない時点では、絶対に恐怖心を与えない事。
 何事も焦らず、繰り返し教える事で習慣となっていきます。
 良い事をした時に褒める事、悪い事をした時にタイミング良く叱る事。
 犬が叱られている事を理解出来ない状況で叱るのはマイナス。
 躾け(しつけ)は「家族との共同生活に必要な基本的ルール」と、「他人に迷惑をかけないマナー」の2つの目的で行われるべきです。
 犬に対する愛情を甘やかす事でしか表現できないというのでは、家族にとっても犬にとっても不幸です。
 犬は家族の全員を”群”として捉え、その順位を良く理解する物です。
 通常は自分を家族の内の最下位に置く事きますが、躾け(しつけ)の失敗で時には家族の内の特定の相手に噛み付く事があります。
 これは、いかなる場合でも人間が優位である事を教えなかった結果起こるもので、甘やかされて育った犬に多く見られます。
 躾け(しつけ)の基本は褒める事
   必要に応じて叱る事、やむを得ない場合の体罰は貴方との信頼関係が築かれている時のみ有効。
 一度命令した事は必ず実行させる事。
 「嫌がったらやらなくて済んだ」と言う前例を作ると、その後の上下関係をも含む全ての躾け(しつけ)が難しくなります。
 その為、無謀な命令はしない事。
 叱る時は悪い事をしたその瞬間のみ有効。
 「〇〇ちゃん、どうして貴方は判ってくれないの。ママが何度言ったら判ってくれるの?(永遠と続く)」
ではなく、
 「イケナイ」と短時間でビシッと叱りつけないと効果がないどころか、いじけた性格になりやすい。
 ほめ方の基本
   「ヨシヨシ」などのほめ言葉と身体の側面を軽くたたいてあげることで、愛犬にもその気持ちが通じます。
 少々大げさに褒めてあげるくらいで丁度良いでしょう。
 但し、愛犬が興奮しない程度にとどめて置いて下さい。
 集中力が薄れてしまいます。
 叱り方の基本
   犬に恐怖心を与えるような,又は極度に追いつめるような叱り方はおやめ下さい。
 臆病な性格になり、「窮鼠猫を噛む」の行動に出ることにもなりかねません。
 特に信頼関係の薄い幼い頃は徹底して下さい。
 経験を積み,確固たる信頼関係が結ばれていれば、叱られても極度な不安に陥ることはありません。
 口調で犬が叱られていることを理解することが大切です。
 体罰は理想を言えば必要のない物で、最後の手段であるものとお考え下さい。
 トイレの躾け(しつけ)
   室内犬では最も重要で、迎え入れたその日から直ちに開始する。
 おしっこ・ウンチのタイミングは寝起き、ハウスから出した直後、そして食後に多く見られる。
 その兆候は、地面に鼻を押し付ける様にしてそわそわしながら臭いをかぎ回る。
 この時、予めセットして置いたトイレに連れていき、用便が済むまで待つ。
 なるべく失敗させない事が基本である。
 そして成功した時は優しく声をかけ、少々大げさに褒めてあげる。
 もし、他の場所で粗相をした時は、その場所に鼻をこすりつけるようにして、冷静に且つ厳格な態度で叱る。
 それからトイレに連れていき、「ここでやるんだよ」と優しく教えてあげる。

 牡犬が片足をあげておしっこするようになったらあちこちにやりたがるかもしれません。
 躾け(しつけ)が出来ていない時は目を離してはいけません。
 決められた場所以外でマーキングしたときはその場で厳しく叱ります。
 なるべく外でやらせるように躾け(しつけ)るのがベストです。
 規則正しく散歩に連れていくようにすると、それまで我慢するようになります。
 規則正しくおしっこの時間を設けてあげると良いでしょう。

 マーキングとは、オス犬が縄張りを他の犬に知らせるために、そこらじゅうにおしっこをかけまくります。
 臭いがきつい、位置の高さで、その犬の実力を周囲に見せつけます。

 大型犬の場合は、規則正しく散歩に連れ出した上で、外でさせる事が殆どです。

 綺麗好きな犬の方がトイレの躾け(しつけ)は早く終了する。
 又、自分の行動範囲から離れた場所で用をたしたいモノである。
 よって、外(庭)でやらせていたのを室内でやらせるように躾け(しつけ)直すのは容易ではない。
 但し、それは幼犬の頃からの習慣も大いに関係する。
 性格的には 神経質=綺麗好き の傾向がある。
 狭いゲージの中で平気でやってしまうのは、あまり綺麗好きとは言えない。
 よって、躾け(しつけ)は時間を要する。
 こんな時は…
   「今、2ヶ月半位ですが今まで完璧だったトイレが突然出来なくなってしまいました。
 今週、最終の注射をして外に散歩に出る予定です。
 家の中にもトイレを作っていますが、他のところにしてしまいます。
 とても、困惑しています。
 1週間前は他にすることが1度もありませんでした。
 これは、1時期的なものですか?そして、もう一度躾け(しつけ)直す際の注意はありますか?」

◎確固たる信頼関係が築かれていない時期に厳しくしすぎると、情緒不安定に陥って冷静な判断が出来ず、今まで出来ていた事が出来なくなる可能性があります。
 いずれにしても初心に戻って最初から躾け(しつけ)を始めるのが最善でしょう。

 「我が家に来てから、トイレの方がうまくいきません。
 環境が変わったせいもあると思うのですが、どうしたらいいでしょうか?
 性格的におとなしく、少し臆病なところがあるので、どのようにしていったらいいか教えてください。」

◎トイレの躾け(しつけ)は多くの愛犬家達の悩みです、時間がかかっても辛抱強く教えるしかないでしょう。
 扱いに慣れた人でも子犬を迎え入れて3ヶ月以上経っても躾が出来ない事は、珍しいことではありません。
 臆病な犬の場合、厳しすぎるとおどおどしてしまい、集中力が無くなってかえって躾け(しつけ)に時間がかかる可能性大です。
 ハウスの躾け(しつけ)
   来客に吠えついたり、じゃれたり、時には膝の上に乗り甘えたりする犬がいますが、犬嫌いのお客様に迷惑をかけないよう、ペットと人間のけじめのある暮らしのために必要な躾け(しつけ)です。

 屋外犬は犬舎に、室内犬の場合は部屋の隅にハウス(ゲージ)になる物を置きます。
 子犬をハウスの前に連れて行き、「ハウス」と言って中に入れます。
 嫌がって抵抗しても、とにかく一度は中に入れ、入ったら褒めます。
 いったんは入っても、すぐに出てきた時は再度「ハウス」と叱り、すぐにハウスの前に連れて行き、同じ事を繰り返します。
 犬舎に入れる度に「ハウス」と命令し、呼ばれるまで中に入って待つように躾け(しつけ)ます。
 ハウスの中に食器を入れ、犬の食事時を利用して教えるのも良い方法です。
 食事の躾け(しつけ)
   排泄の躾け(しつけ)と同様、日常的に大切なものです。
 人の食べる物をねだったり、拾い食いをする癖を付けないための行儀作法の習得です。
 犬が自分の欲望をコントロールして飼い主の命令に従うという、重要な服従訓練の一つでもあります。

 座らせた犬と向き合い、食べ物を入れた食器を置き、「マテ」の声符を与えます。
 すぐ食べようとしたら、食器を取り上げ、再び「マテ」”を命じます。
 食器を犬の目線の上持ち上げ、「スワレ」をしやすいようにして。
 待たせたまま一定時間おき、「ヨシ」と声符を掛けて食べさせます。
 犬の食事に対する本能はかなり強いものですから、最初は余り長い時間待たせないようにします。
 「服従訓練」の一環として、馴れてきたら時には少し長い時間待たせるのも効果的です。
 スワレ・マテ
   躾け(しつけ)の最も基本的なことです。「エサで釣る」というのは言い方は良くありませんが、食事の際には必ず実行しましょう。
 飼い主が見ていなくても数分間待てるようになりますと完璧です。
 リードを利き腕で短く持ち、もう片方の手で「スワレ」と言いながら腰を下に押してあげます。
 腰を上げようとしたとき「スワレ」と言いながら又押します。
 それを繰り返しながら犬が腰を上げようとしなくなったら「マテ」を併せて教えましょう。
 「マテ」の時間を少しずつ長くしていくと良いでしょう。
 それにより愛犬は飼い主に対する忠誠心をも学びます。そして「ヨシ」で締めくくります。
 慣れてきたら少しずつ声は小さく、そして手や指のの動きで躾け(しつけ)るようにします。
 飼い主が見ていなくも出来るようにしましょう。
 コイ(オイデ)
   「スワレ・マテ」を完璧にマスターさせた上で、今度は犬から遠ざかります。
 「コイ」と言う号令をかけるまで「マテ」をしていなければなりません。
 それさえ出来れば「コイ」もすぐマスターできるでしょう。
 貴方の元に来たがらないようでは少々心配です。
 尚、呼ぶ前に来てしまったときは決して叱らずに冷静に仕切り直しをします。
 叱ってしまうと不信感を持ち、呼んでも来たがらなくなります。

呼ばれてくる
 主人に呼ばれたら、どこからでも、どんな状態の時にでも来るように躾け(しつけ)ておかねばなりません。
 散歩中に首輪が外れた場合にも、この躾け(しつけ)がしっかり出来ていれば安心です。
 この躾け(しつけ)には、少しの食べ物を使用すると早く覚えます。

 部屋の中や、庭先で遊んでいる犬の名前を優しく呼び「コイ」の声符を与えます。
 手元に来たら充分に褒め、食べ物の一片を与えます。
 食べ物は沢山与えてはいけません。これを1日に数回繰り返します。
 呼べば確実に来るようになったら、次に食べ物がなくても来るように練習します。
 咬みグセ(甘咬み)
   歯が抜け替わる時期は歯・歯ぐきがかゆいので人の手・足や犬舎、家具、衣類、履き物などを遊びの対象としてかじったりします。
 指を噛んだりする時も殆どの場合、子犬は悪気がないのですが、噛まれる側はそれなりに痛かったりします。
 その加減は兄弟犬との遊びや争いの中で学ぶのですが、比較的早い時期に離されたり、兄弟が少なかったり、いじめっ子だったり、その為学べない事も多分にあります。
 相手が子供だった場合、犬が嫌いになる心配がありますので十分注意して下さい。
 噛まれて少しでも痛いと感じた時は「痛い 痛い 痛い」と、睨み付けながら叱ったり、時には犬自身の手を口にくわえさせて、貴方の手で口元を上下から押さえ付けて少々痛い思いをさせます。
 「こりゃ いたい」と犬も咬まれることの痛さに気づき、次第に加減を覚えてくれる事でしょう。 
 そのうちには、「痛い!」と言う言葉を理解するようになります。
 いたずらを直す
   子犬は好奇心旺盛でモノをかじったり、ゴミ箱や植木をひっくり返すなど、とってもイタズラ好きです。
 徹底的に叱りつけたのでは、性格の暗い、いじけた犬になりやすく。
 放置しておくとエスカレートして行くので、バランスを考えながら躾け(しつけ)る必要があります。

 犬が興味を持つもの(犬用ガム、ボール、ソックスを結んだもの)を予め用意しておいて、時には貴方が一緒に遊んであげて、犬の要求を満たしてあげると良いでしょう。
 朝晩の散歩を習慣付ける事により、いたずらを防止できることもあります。
 うんち食いを直す(うんちを食べる原因と改善方法)
   貪欲・食いしん坊に多いタイプ。
 どちらかと言えば特定犬種に多く見られる行為である。
 理想量のエサを与えても満足せずウンチを食べてしまう。

 食べようとした瞬間に大きな音が出るモノを近くに投げるなどして天罰を与える。
 犬はその瞬間にビックリしなければならない。
 誰の仕業かは、なるべく犬に知られないように気を付ける。(人間不信を抱かせないため)

 消化不良の便の場合、便には消化されない栄養素が含まれており、それをエサと区別する事なく食べてしまう。
 エサの量が理想より多いと消化不良になりやすい。
 かなり少量にしているのに改善されない場合、病気で体力が低下しているか胃腸に異常がある事も考えられる。

エサが足りない場合
  便の様子をみながら少し増やしてみる。但し、肥満にならないように気を付ける。

  人間の気を引こうとして食べてしまう
  愛情に飢えているのかも知れない。
  だからと言って、激しく体力を消耗するほど遊び過ぎない事。
 無駄吠え
  主に下記3点が考えられる。
 わがままで鳴く=>「腹減った」 「ケージから出せ!」 飼い主が出かける時に「俺(私)も連れて行け!」
 この場合は明らかに主従関係に問題がある。もっと徹底しなければ…

 不安になって鳴く…飼い主が出かける時など
 とにかくお留守番に慣らす事。
 鳴いたり一緒に付いて来たがるからと言って、その度に一緒に出かけていたのでは改善が難しくなるので辞めよう。
 出かけるフリをして鳴いたら叱る、出かける時間を少しずつ長くする
 最初の内はその間の気を紛らわせる為におやつを与えていく等々。
 出かける際にTVや電気を消していくと、{いかにも出かけます!}と言う印象を犬に与えるので、それらを付けたまま出かけるのも効果がある。

 他人や他の動物、又は嫌いな相手に対する警戒心で鳴く
 鳴く事は本質的な部分もあるので問題とは考えない。
 但し、飼い主が叱っても鳴き止まないのは主従関係、もしくは飼い主のリーダーとしての資質に問題があるので改善の努力をする必要がある。

※ 色々な訓練・躾け(しつけ)の方法
 脚側歩行
   散歩の時に犬にリードを引っ張られることは、犬が主人になってしまっていると理解して下さい。
 主人は人間であるべきで、犬はそのペースに合わせなければなりません。
 犬は先頭に立っていくことにより快感を感じているはずですが、それを許すと全てにおける躾け(しつけ)に支障が出ることにもなりかねません。
 なぜならその時既に犬に人間が従っているのですから。

 最初はリードを短く持って、人間の左側に「ツケ」と言いながらすぐ横を歩かせるようにします。
 ペースは必ず貴方が作って下さい。
 犬が前に行きたがったときほどゆっくり歩いて,あくまでも犬のペースに逆らって下さい。
 ある程度マスターできるようになったらリードを長く持ってあげます。
 そして犬が引っ張るときには,「ダメ,ツケ」と言いながらリードを強く引っ張ってショックを与えて下さい。
 そのうちに愛犬は例え貴方の前に出ても,貴方の顔を見上げながらペースを合わせるようになるでしょう。
 大型犬であるほど幼年の頃からの躾け(しつけ)が大切です。
 フセ
   初めは前肢を持って「フセ」と言いながら少しずつ前にずらして教えます。
 勿論たいがいの犬は最初嫌がり、なかなかマスターしてくれないでしょうが、短気を起こさず根気強く教えて下さい。
 犬が自ら覚えようとする気持ちを起こさせる事が出来れば、覚えるのも早いはずです。
 持ってこい
   投げたボールや雑巾など、自分の興味のある物だけを持ってきても意味がありません。
 又、「モッテ」や「ダセ」と併せて教えるようにします。
 「モッテ」と命令したら物品を確実に持ち、「ダセ」という命令があるまでは絶対離してはいけません。
 この基本動作を毎日何回も繰り返し、根気強く練習しましょう。
 この科目を日常生活でも応用できるようになれば、愛犬との生活も又楽しくなることでしょう。
 例えば買い物かごを持たせたり、新聞を持ってこさせるなどです。
 子犬の頃からボールなどで遊んであげると、持来意欲も増し、この科目を容易に教えることが出来ます。
 教え方
   一番大切な事は、犬が喜んで作業を遂行することです。
 強制だけで指導しようとしても上手くいきません。
 そこで子犬の頃からボールなど犬の好きな物で遊んであげ、物品意欲を植え付けておくと、後で楽にこの科目を教えることが出来ます。
 先ず、犬に「スワレ」をさせ、木製のダンベルなどを口元に近づけ「モッテ」の命令で確実に持ち、「ダセ」の命令で出すようにします。
 遊びでは持っても、命令では持たないことがありますが、この場合はある程度強制的に持たせなければいけません。
 なかなか出来なくても犬が恐怖心を抱くようなしかり方をせず、根気強く教えて下さい。
 「モッテコイ」の命令で確実に持つようになったら、足下においた物でも命令で持つようにします。
 次に少しづつ遠くに投げて持ってくるように練習します。
 「モッテ」の命令は最初リードを付けて、犬がくわえたら少しづつ後ろに下がりながらリードを引き「コイ」と命令します。
 「スワレ」「マテ」をさせて投げてから「モッテコイ」と言って取りに行かせます。
 持ってきたら「スワレ」をさせて「ダセ」の命令で出させます。
 出来たら「よしよし」などと声をかけながら大げさに褒めてあげて下さい。
 犬が楽しんでやっているようなら完璧です。
 フリスビー
   「モッテコイ」を喜んでやるような犬は、フリスビーをマスターできるかもしれません。
 動くものに興味を示さない犬は、この訓練は初めからやらない方がよいかもしれません。
 最初はボールなどの犬の好きなものを近くから投げて,ジャンピングキャッチが出来るようにします。
 犬の興味を持たせた上で、「早く投げろ」と犬が催促する位の状態にしておくと良いでしょう。
 そしてフリスビーも同じ要領で行います。
 出来るようになったら、少しずつ遠くから投げてくわえさせるように練習しましょう。
 アジリテー
   犬は経験したことしかできませんので、最初は障害に対し恐怖心を抱かないように低い障害から飛越させ、犬に自信を付けさせてあげることが大切です。
 犬は活動的な動物ですから、経験させること、自信を持たせることにより、案外早くマスターするかもしれません。
 教え方
   一番大切な事は犬が障害に対して恐怖心を持たないようにすることです。
 最初はリードを付けてまたぐ程度の高さから始めます。
 そして今度は少しだけ高くして、リードを付けて犬と一緒に走りながら人間は横を通り、「トベ」と声をかけて障害をとばせます。
 犬が自信を持って飛ぶようになってきたら、10cm幅程度の木板などを多数用意しておいて、少しずつ高くしていきます。犬が気付かない程度に高くしていって下さい。
 もし、失敗して、犬が痛い思いをすると、障害に対して恐怖心を抱くようになり、飛ぶのを拒否するようになります。
 その時は面倒でも無理しないで最初の段階に戻って、再スタートして下さい。
 訓練において、犬が自主的にやるようでないと上手くいきませんし、虐待にもなりかねません。
 そして最終的にはリードを外し、「トベ」の命令で飛越させるようにします。
 出来たら「よしよし」などと声をかけながら大げさに褒めてあげて下さい。
 手飛び足飛び
   上記の基本が出来ていれば、さほど難しくはないと思います。
 この場合腕を飛び越えることを想定して木板を一本の棒に変えます。
 棒の下をくぐり抜けてはいけないことを教えるために、最初は犬の体高より低く設定して飛ばせます。
 完全に出来るようになったら少しずつ高くしていきます。
 そうしたら今度は貴方以外の家の人に棒を持ってもらって、飛ばせるようにします。
 出来るようになったら貴方が棒を持って飛ばせます。
 そのような順序で今度は腕、今度は足などと色々なことに挑戦してみましょう。

※ 老犬に対して気を付けるべき点
   一般的に老犬に対する配慮として、食事はカロリーが低く、脂肪分の少ない物。
 そして咬みやすく消化しやすい物を、量を少なくして回数を増やしてあげる。等が考えられます。
 屋外飼育の場合は、寒暖に特に気を付けましょう。
 運動は軽い散歩程度がよいでしょう。
 おじいちゃん、おばあちゃんの体力に合わせて、無理をさせないようにしてあげて下さい。

※ 犬のしぐさと理由
 尾をふる
   尻尾の動きは感情をそのまま表現しています。
 怒り(闘争・攻撃)、不安、喜び、欲求不満、卑下したときなど、興奮した感情が自律神経を刺激して,そのエネルギーの大小に比例して尾の上げ方、振り方の強弱が決まります。
 立ち耳の犬が耳を寝かせ、目を細めて尾をふる様は、優位者を迎える劣位者の喜びです。
 貴方が犬の下に置かれていれば、耳を立てて悠然と尻尾を振って喜びを表現することでしょう。
 尾を巻き、耳を倒す
   目と耳も感情表現が敏感に表れる部位です。
 身体から突き出した部位である尾を巻き、耳を倒すことは攻撃から身を護るための行為です。
 怯えもこれに当てはまります。
 自己劣位と服従の関係を表していますが、追いつめられた上で威嚇している様子で有れば、「窮鼠(きゅうそ)猫を噛む」のことわざ通り、警戒が必要です。
 お腹を見せてひっくり返る
   典型的な服従のポーズです。
 このような行動を鼠径部呈示(そけいぶていじ)といい、生後2週齢の間母犬が糞尿の処理の際に,子犬を強制的にひっくり返すことにより服従を覚えます。
 そして子犬は身を護る唯一の方法として、相手に無抵抗服従というメッセージを伝える自己保身術として、以降も継続するようになります。
 顔をなめる
   離乳の時期以降に子犬が空腹の際、母犬の口の周りをなめ回し、母犬が胃の内容物を吐いて子犬に与えることがあります。
 それをヒトに対しても行っているのですが、学習により、劣位者が優位者への愛情供給を求める動作へと置き換わっていきます。
 つまり、その行為を行っている相手に対する服従を意味します。
 ヒトや物の臭いをかぐ
   犬は視覚が弱く、周りの情報の殆どの判断は,嗅覚と聴覚によって行われます。
 ちなみに嗅覚はヒトの1万倍も感度が優れています。
 音などに耳を傾げる
   臭覚が利用できないときは聴覚に頼ります。
 音源に耳を傾け、その音から物事を判断しようとします。
 臭いに比べて音による情報量は桁違いに多いことからも、それをある程度的確に感じ取って判断できるような犬は,比較的知能指数が高い傾向があります。
 特に飼い主と対面した上で目を見て耳を向け、主人の意向を判断しようとする犬はなおさらです。
 ソファーの上などに座りたがる
   自己の地位をより高めたい気持ちはどの犬も持っており、その具体的行動が他のものより高い所にいる事なのです。
 その他、ヒトの膝の上、窓越しの日向の布団の上などです。
 つまり、犬にとって「気分(居心地)の良いところ」です。
 最高の居場所を提供されたリーダーとしての地位を獲得したつもりの犬は、犬が考える劣位者がどかそうとすると、威嚇するようになります。
 散歩の時ヒトより前を歩く
   既に貴方は犬の家来にされています。
 犬の習性上、先頭を行くのは必ずリーダーです。優位者は劣位者の言うことなど聞きません。
 それに気づき、早く主従関係をはっきりさせましょう。
 犬に引き綱を張らせるようなことをさせてはいけません。
 散歩のペースを決めるのはリーダーです。
 その時は思いっきり引き綱を引っ張ってショックを与えて下さい。
 根気がいりますが、犬が人の顔を見上げながらペースを加減するようになれば上々です。
 散歩の時他の犬に逢うと威嚇する
   犬は自分の散歩コースを縄張りと考え、侵入者を排除しようと必死になります。
もし引き綱を引っ張って他の犬に向かっていこうとしたら、強い口調で叱りつけて、引き綱を思いっきり引っ張てショックを与えます。
 もし犬の制御が効くようになったら、挨拶させるのも良いでしょう。
 但し、相手の犬がしつかっていないと喧嘩することにもなりかねないので気を付けて下さい。
 都合の悪い命令を無視する
   人が優位者で有れば、劣位者の犬は必ず従います。
 人が劣位者で犬が優位者で有れば、犬は都合のいいときしか言うことを聞かなくなります。
 甘がみ
   人の手をじゃれながら噛みますが、数時間ぶりに顔を合わせたりした時などの喜びのしぐさです。
 尚、痛がって犬を怖がってしまったら犬の家来にされてしまいます。
  人の足にじゃれついたり飛びつく
   普段は服従していても、気分がハイになっているときによく見られる行為です。
 大型犬の場合、人に迷惑をかけることもあるので徹底的に躾け(しつけ)てやめさせた方が無難です。
 人間の間に入ってくる
   家族やお客様の間に入ってくる犬はリーダー意識が強く、人を従属者と見なしている場合が殆どです。
 相手がお客様の場合、臭いをかぎながらぐるぐる回るような素振りを見せます。
 これは侵入者に対して支配性を発揮しているのです。
 門や玄関の前で動かなくなる
   散歩から帰ってきたときなど、犬が門や玄関の前で座り込んだりして動かなくなることがありますが、やはり人を従属者と見なしているためです。
 甘い声でなだめるのではなく、引きずってでも言うことを聞かせます。
 ケージをガチャガチャやって「出せ」と要求する
   ケージやハウスの中では絶対叱るときも手を出さず、安全地帯であることを犬に理解させます。
 そして騒いでいる時には絶対出さないことが大切です。
 静かになったら出してあげると良いでしょう。
 これは躾け(しつけ)上に限ったことで、もし、糞尿をしたいようなときに出してあげないと可哀想な気もします。
 又、普段は一定の時間に定期的に出してあげるようにして下さい。
 悪臭物を身体になすりつける
   犬が好きな臭いはヒトと全く正反対なのかもしれません。
 例えば最も好む臭いが動物性蛋白質の腐敗したものです。
 ウンチなどの臭いも好むようです。
 特に野性的な性格を備えた犬,そしてオスに多く見られる行為です。
 ただ、「悪臭を好む」という表現は適切でないのかもしれません。
 マーキングによる縄張り作りも,おしっこの臭いが強い犬ほど,より高い権威を得られます。
 従って自分をより臭くして、より権威を高めたいのが本音なのかもしれません。
 その為のやむを得ぬ行為であるのかもしれません。